| ふうか日記 |
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犯人捕カク大作戦(2) 11.16 翌日の放課後から実行開始。 |
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「ふうちゃん、やったよ!コイツ、チョーヨワー」 「ザッとこんなもんね」 「みんなすごい それにしてもまるでドブにおっこったみたい」 「墨汁鉄砲だよ」…と、足もとをみると、「ギャー、ミミズ、ミミズー!」よけようとしたひょうしに、ソイツを思いきりふんずけたみたい。 「ヤッター、トドメはふうかでキマリ!」 「ふうちゃん、長いのキライだもんネー」 「でもこれキモイー」 「これはミミズじゃなくてイソメ」 「イソメって?」 「つりえさ、ってそれはそうとマリリン、どこいったんだろ」 「はっ マリリン? マリリンって?」 「ボクのペットのイグアナさ」 「イ、イグアナ!」 「ウッソー」 「オマエ、そんなの飼ってんの」 「はなしたらキケンじゃないの」 「べつに人間おそったりしないよ、草食性でおとなしいんだ」 「ふーん」 「発信機つけといたのに、ハズレちゃったみたいだな」 「どうすんのよ」 「とにかく捜さなきゃ、どっか草むらに入ったんじゃ」 「さがせ」 |
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「アイツは」 |
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犯人捕カク大作戦(1) 11.4 「いい?下校時間をちゃんと守って、絶対にひとりで帰らないこと。 |
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秋の1日 11.2 あれから大変だった。 |
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| 1時半に体育館に行ってみるともう、けっこうヒトでイスが埋まり始めてた。 なっちゃんと、えみちゃんと、まいちゃんとあたしで、まえから6番目の席をとることができて、とりあえずホッとひと安心。 「なんだかワクワクするね」 「ウンウン、どんなのかな」 「どんなんだかぜんぜん知らないね」 「ネ!ヴィジュアル系って誰かいってたよ」 「ウソォ!じゃメイクとかスゴかったりして?」 「ありかもね」 (ウソ、まさかね、ほかはどうでもいいけど、涼くんだけはヤダ。イヤまてよ、でも彼って美少年っぽいし、いがいに… アーでもやっぱり、ヤ!) 「…でね、彼すごくカッコイイの」 「誰が?」 「だからぁ、ふうちゃん聞いてる?3年の秋本先輩!」 「ハァ」 「ふうちゃん知らないの? ブラバンの部長、女子にけっこうファン多いんだよ」 「んーそういえば何となく聞いたことあるような…」 「ダメダメ、この子の頭の中はいま、水沢くんだけだヨ」 「ヤーもう、ちがうよー」 「ダーメ、もうミエミエ!」 「なんせキミを守るためケガしてまで、助けてくれたんだもんねー」 「ステキよねー、カッコイイ!あたしが変わりたかったわー」 「もう!」 「あっホラ、もうすぐ始まるよ」 暗くなった体育館、幕が上がり、響きわたるギターの音。 (イエスタディだ…) 照明のあたった先は…ヴォーカルはあの秋本先輩(ホントだ、背高いし、あまいマスクで、ウン、声もなんかステキだし、こりゃ女の子にもてるだろうな…)それとあの人も、あ、あのドラムの人も見たことある。 名前は知らない。 でもおなじ2年だったような… 「なんだ、みんなあんまり変わってないじゃん」 「なんかガッカリしてない?」 (涼くんやっぱりギターだったんだ、私服姿、始めて見た…) 曲が終わり、体育館中にひびく拍手と歓声。秋本さんの挨拶のあと、大好きだというビートルズのナンバーがいくつか続く。 (ワー じょうず!)途中、秋本さんが作詞、作曲したという曲があって(これもけっこうイケる)最後は、グレイとかラルクとかの曲があって、会場ノリノリ! あっというまの40分だった。 (うーん、こりゃとても中学生とは思えないほどだわ…) 「ありがとう!この後は10分の休憩のあと、わがブラスバンド部の演奏会もありますので、そっちのほうもよろしくお願いします」 「よかったねー」 「みんなじょうずだねー」 「いっぱい練習したんだろうね」 「ふうちゃん、水沢くんやるねー!」 「うん、だね」 (ウン、ホントに。腕のホウタイがちょっとイタイタしいけど、やっぱ涼くん、ちょーカッコイイ!) 「演奏会は見ないよね」 「うん。ワルイけどね」 あたしたちは体育館を出た。 「今年の文化祭よかったね」 「うん!」 「楽しかった」 「よね」 風がどこからか、キンモクセイの甘い香りを運んできた。 あたしはギターをひく涼くんのゆれる髪、 やさしそうな横顔を思い出していた。 (つづく) |
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ストーカー事件 11.1 文化祭を翌日にひかえたその日、1日中準備でその後、最後の練習。 |
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文化祭 (第3話) 2学期はどうということもなく過ぎていった。 |
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彼とはあんまり口きいてない。 |
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帰り道で
(うーん、ちょっといいじゃんこの子)
つづく |
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1999.9月1日
水沢涼(みずさわりょう)
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おかあさんから追い出されて仕方なく家を出る、あたしなのでありました。
さあて、本題はこれから。 その、始業式の日、あたしたちのクラスに転校生が来た。 「今日からみんなの仲間の水沢涼君です。みんな仲良くしてあげてね。」 「水沢涼です。よろしくお願いします」 (ふーん) 「エーっと、そうネ、席は鏡さんのとなりネ。」 「ヘっ、あ、ハ、ハイ」 (ふーんりょう君かぁ) 思わずちょっとワクワクしてしまう。ふうかなのでありました。 (つづく) |
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